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性同一性障害の相談

性同一性障害の方の治療

性同一性障害の治療として、ホルモン注射・ホルモン療法を行なっています。
MTF(男性から女性へ)に対しては女性ホルモンを投与していきます。
女性ホルモンを投与することにより女性らしい体つきになるなどの作用が期待できます。
※当院では診断は行っておりませんので、来院の際は診断結果もしくは紹介状をお持ちください。

治療の方法

内服ホルモン剤

プレマリン、プロベラなどのホルモン剤を服用します。

ホルモン注射

女性ホルモンの注射として、プロギノンデポーがあります。これは、1~2週ごとに筋肉注射で行います。
※接種間隔には個人差があります。
プロギノンデポー注射は、不足している女性ホルモンを補充し、ホルモンバランスを整える働きがあります。

1年に1回程度、血液検査行い肝機能や凝固系の評価を行います。

価格

・プロギノンデポー1回2,200~円 (自費・税込み価格)
 ※量や回数は個人によって変わります。
・初回は初診代がかかります。
・ホルモン注射は「戸籍を注射をする性別と同じにした人」のみ保険適用になります。

副作用について

ホルモン療法に伴って、血栓症など致死的な副作用が発生する可能性があります。また、狭心症など心血管イベント、肝機能障害、胆石、肝腫瘍、下垂体腫瘍などの可能性があります。したがってホルモン療法の際には常に副作用に注意し、定期的な検査をおこないます。
なお、静脈血栓塞栓症を疑う症状として,腹痛、胸痛、呼吸困難感、頭痛、視野狭窄、下腿の疼痛・腫脹がみられたら直ちにご連絡ください。