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ブライダルチェック

ブライダルチェックとは

ブライダルチェックとは結婚を控えている女性を対象にした婦人科検診のことで、妊娠や分娩に影響を与える病気の有無をあらかじめチェックする目的で行います。
ブライダルチェックの結果、妊娠や出産に影響を及ぼす異常が見つかった場合でも、早期に治療を開始することが大切であり、不妊や子宮外妊娠、流産のリスクを抑えることが期待できます。
こちらから、事前に問診表をダウンロードできます。

検査内容
(内容については後ろで詳しく説明しております)

基本検査 20,000円
検査内容 検査方法 備考
問診・血圧測定・尿検査    
血液型 採血  
風疹抗体 採血  
梅毒 採血  
HBs抗原 採血  
HCV抗体 採血  
HIV-1・2抗体 採血  
クラミジア抗体(血液) 採血 どちらかを
お選びください
クラミジア抗原(分泌物) 内診
超音波 内診  

オプション検査

<女性用オプション>

検査内容 検査方法 価格(税込)
子宮がん検診 内診 3,240円
女性ホルモン分泌 採血 6,480円
子宮内膜症 採血 3,240円
血液型・貧血 採血 3,240円
ATLA抗体(HTLV-Ⅰ抗体) 採血 1,000円
生化学・糖尿 採血 4,320円
抗ミュラー管ホルモン 採血 7,000円
ヒトパピローマ 内診 4,500円
乳がん 触診 1,000円
甲状腺 採血 5,400円

※オプションのみの検査希望の方は、問診、血圧測定、尿検査の一般検査代(2,700円)とオプション費用をいただくようになります。

検査の詳細

<一般検査>

検査内容 内容
問診 現在の健康状態や既往歴、月経の周期や状態、妊娠歴などを伺います。
血圧測定 血圧を調べます。血圧が高いとハイリスク妊娠になる恐れがあります。
尿検査 尿中の蛋白、糖、潜血などを調べることで、腎機能や糖尿病などを調べます。
風疹抗体 妊娠中に風疹に感染すると、生まれてくる赤ちゃんの耳や目、心臓に異常が見られることがあります。抗体が低い場合は妊娠をする前にワクチン接種をおすすめします。
梅毒 微生物による性感染症の1つです。性交だけでなく、胎盤を通じて胎児に感染すると、新生児が先天性梅毒児になってしまいます。
HBs抗原 B型肝炎ウイルスの感染を調べる検査です。血液・体液を介して感染して起きる肝臓の病気です。B型肝炎だった場合、血液や分娩による母子感染を予防する必要があります。
HCV抗体 C型肝炎ウイルスの感染を調べる検査になります。感染すると、慢性肝炎から肝硬変、肝臓がんに移行する可能性があります。
HIV-1・2抗体 HIV検査は、エイズ(後天性免疫不全症候群)の原因ウイルスであるHIVに感染しているかどうかを調べる検査です。
クラミジア抗体(血液) 過去のクラミジア感染の既往を調べる検査です。陽性の場合は体のどこかで感染している可能性があります。
クラミジア抗原(分泌物) 性感染症のひとつです。主に性交により感染します。合併症を起こすと子宮頸管炎や卵管炎を起こし不妊症や異常妊娠の原因になります。
超音波 子宮内を超音波検査することにより、子宮筋腫や子宮内膜症など子宮の病気や卵巣の病気、子宮や膣の奇形がないかなどを調べます。

<オプション検査>

検査内容 詳細
子宮がん検診 20代~30代の若い女性の間で、子宮頸癌が増加しています。
子宮がんは性交渉でヒトパピローマウイルスに感染することにより発症する可能性があります。子宮頸癌は検診を受けていれば発見でき、早期治療を行うことが大切です。
性交渉したことがある方は一度は受けておきましょう。
女性ホルモン分泌 血液中の下垂体、性腺ホルモンを調べます。
不妊症の原因となる黄体機能不全や排卵障害などを調べることができます。
調べる項目としては以下の内容になります。
・卵胞刺激ホルモン(FSH)・黄体形成ホルモン(LH)・プロラクチン(PRL)・エストロゲン(E2)・プロゲステロン(P4)
子宮内膜症 血液検査で子宮内膜症かどうかを診断します。
不妊症の原因ともなります。生理痛がひどい方は可能性があります。
血液型・貧血 採血により血液型・貧血の検査をします。
  • 血液型をRh型も含めて測定します。
  • 貧血は若い女性の4人に1人がなる病気です。妊娠中は胎児の成長のために血液が多く使われるので、貧血が酷い場合治療が必要になります。
ATLA抗体(HTLV-I抗体) 成人T細胞白血病ウイルスの検査です。発症するのは40歳以上といわれており、それまではほとんど症状が見られません。母乳により児に感染する恐れがあります。
生化学・糖尿 血液検査により、肝機能、脂質系、糖尿病の検査をします。
  • 肝機能検査は肝臓が健全に働いているかどうかを調べます。これらの肝機能検査値が異常な値を示していても、自覚症状はほとんどありません。肝機能検査値の異常を放置すると、肝臓の病変が進んで、肝硬変や肝がんなど命をおびやかす病気になる危険性が増します。
  • 脂質系検査は血液中の総コレステロール、中性脂肪、HDLコレステロール、LDLコレステロールの検査がありますが、基準値を超えている場合は脂質異常症(高脂血症)の疑いがあります。
  • 糖尿病は他の疾病を併発しやすい病気です。もちろんご自身のためにも早期治療は大切ですが、治療しないまま妊娠すると、赤ちゃんにも先天性異常が出る可能性が高いと言われています。
抗ミュラー管ホルモン 発育卵胞、前胞状卵胞から分泌されるホルモンです。
卵巣の年齢を大まかに知ることができます。
ヒトパピローマウイルス(HPV) 内診により検査します。子宮頸部に感染すると子宮頸がんに進行することがあります。子宮頸がんの原因になるHPVは粘膜型で、性経験のある女性であれば50%以上が生涯で一度は感染するとされている一般的なウイルスです。
乳がん しこりがあるかどうかを触診で確認します。触診のみでは早期発見するのは難しく、ある程度の大きさがないと判別することができません。早期発見のためには、エコーやマンモグラフィーも必要です。
甲状腺 血液検査により甲状腺の数値を調べます。
治療せず、甲状腺ホルモンが多い状態(甲状腺機能亢進症)が持続すると、流産、早産、妊娠中毒症の危険性が増すといわれています。

男性

※男性の方には初受診料を含め、問診、血圧測定、尿検査は必須とさせていただきます。

検査内容 検査方法 価格(税込)
問診・血圧測定・尿検査(必須)   2,700円
血液型・貧血 採血 3,240円
生化学・糖尿 採血 4,320円
感染症検査 採血 7,020円
精液検査 精液採取 4,000円

<男性オプション>

問診 問診により現在の健康状態や既往歴などを伺います。
血圧測定 血圧を測定します。高血圧では生活習慣病のハイリスクや男性不妊の原因となる恐れがあります。
尿検査 尿検査では尿中の蛋白、糖、潜血などを調べることで、腎機能や糖尿病などを調べます。
血液型・貧血 採血により血液型・貧血の検査をします。
  • 血液型をRh型も含めて測定します。
  • 貧血がある場合、男性はより重い病気のサインとなっている可能性があるので注意が必要です。
生化学・糖尿 血液検査により、肝機能、脂質系、糖尿病の検査をします。
  • 肝機能検査は肝臓が健全に働いているかどうかを、肝機能を調べる血液検査で分かります。これらの肝機能検査値が異常な値を示していても、自分自身で症状を感じることはほとんどありません。肝機能検査値の異常を放置すると、肝臓の病変が進んで、肝硬変や肝がんなど命をおびやかす病気になる危険性が増します。
  • 脂質系検査は血液中の総コレステロール、中性脂肪、HDLコレステロール、LDLコレステロールの検査がありますが、基準値を超えている場合は脂質異常症(高脂血症)の疑いがあります。
  • 糖尿病は他の疾病を併発しやすい病気です。もちろんご自身のためにも早期治療は大切ですが、男性不妊の原因となる可能性があります。
感染症検査 血液検査によりHIV・B型肝炎・C型肝炎・クラミジアの項目を調べます。
  • HIVは後天性免疫不全症候群といい、発症すると普段は感染しない病原体にも感染しやすくなり、さまざまな病気となります。HIVは血液、精液、膣分泌液、母乳などに多く分泌されます。主な感染経路は「性的感染」、「血液感染」、「母子感染」となっています。
  • B型肝炎は血液・体液を介して感染して起きる肝臓の病気です。B型肝炎ウイルスの持続感染者(HBVキャリア)のうち、約10%から15%の人が慢性肝炎を発症し、治療が必要になるとされています。
  • C型肝炎とはC型肝炎ウイルス(HCV)の感染により起こる肝臓の病気です。自覚症状がないまま病気が進むことがあり、HCVの感染がわかれば症状がなくても検査や治療を検討する必要があります。慢性肝炎、肝硬変、肝がん患者の75%がHCV感染者と言われております。
  • クラミジアは性感染症のひとつです。男性の場合、クラミジアの初期症状は軽い尿道炎となります。女性に感染すると、不妊症、子宮外妊娠の原因になります。
精液検査 男性側に不妊原因があるかどうかを調べます。なお精液の状態には、体調やストレスなどの影響が出やすいので、一度悪かったからといって妊娠できないわけではありません。

※ページ内に表示されている金額は全て税込みか非課税です。

プレコンセプションケアの助成対象

1 対象者

  • 令和5年4月1日以降に産婦人科・産科・婦人科でプレコンチェックを受けた人
  • 助成の申請時に、松山市に住民登録がある人
  • プレコンチェックを開始した日の年齢が18歳以上30歳未満の女性

2 プレコンチェックとは
将来の健康と健やかな妊娠・出産のために、今の健康状態を調べる検査のこと。
【検査項目例】
 問診、身体計測、血液検査(貧血、肝・腎・甲状腺機能、脂質・糖代謝など)、
 尿検査、感染症検査(肝炎、HIV、梅毒、風疹など)、経腟超音波検査、
 子宮頚部細胞診、AMH(卵巣予備能検査)など

3 助成額・助成回数
プレコンチェックの費用として医療機関に支払った自己負担額について、
上限3万円まで助成します。助成は一人につき、1回限りです。

4 申請の流れ
(1)産婦人科・産科・婦人科でプレコンチェックを受ける。
(2)病院窓口でプレコンチェック費用を支払う。
 ※検査項目によって異なりますが、約2~4万円前後の支払いが必要なりますので、受診前にご確認ください。
(3)必要書類を準備して松山市保健所に申請する。
くわしくはこちらへ
https://www.city.matsuyama.ehime.jp/kurashi/iryo/bosikenko/preconcheck.html